今回は質問がきたので、それに答えたいと思います。
朝日杯FSのタガノビューティーについて「トモに寄った走りなので芝がダメということはない。」と書いているが、”トモに寄った走り”とは?、詳しく解説をしてほしい。
原文ではないですが、上記みたいな質問がきたので解説しておきます。
正直、言葉で説明するのは難しいです。
一般的に芝適性ダート適性の見分け方として広まっているのは、”つなぎ”の長さや角度とか”ひづめ”の大きさとかだと思いますが、私は”走る馬の姿”から判断するのでそういった馬体の構造についてはよくわかりません。
1つの判断方法として、素軽く非力なタイプ(芝向き)かパワータイプ(ダート向き)かというのがあります。これは”走る馬の姿”から判断できますよね。(だいたいですけどね)
そしてもう1つが”前に寄った走り”か”トモ(後ろ)に寄った走り”かで見分けています。
車で例えるなら、『前輪駆動か後輪駆動か』といったところ。
基本、四足歩行の馬は4WDの全輪駆動で、前後がバランス良く回転しているように見えますが、それでも前肢の方が力強いとか後肢(トモ)の方が力強いとかがあるように見えます。
タガノビューティーの前肢か後肢どちらかにエンジンが付いていると仮定して、それでプラタナス賞を一度見て下さい。
前と後ろどちらにエンジンが付いているように見えますか?
私には後ろに付いているように見えます。(だいたいですけどね)
ダート王のクリソベリルを見てもいいかもしれません。
クリソベリルはどちらかと言えば前の方が力強く見えると思います。
タガノビューティーのような後輪駆動の馬は、経験上芝がダメということは少なく朝日杯FSでは「トモに寄った走りなので芝がダメということはない」と書いたわけです。
結果、上がり2位の脚を使って4着でしたから見方は良かったのかなと思っています。
(だいたいですけどね…)
『すべては結果論 こじつけ上等!!』