『なぜ?あの馬を本命にしたのか』と題して先週好走した穴馬の狙った理由を解説していきます。(複数頭いる場合は1頭ピックアップ)
※何番人気以下が穴馬なのか?
人それぞれだとは思いますが、当サイトでは、単勝4番人気以下を穴馬と称しています。
先週の好走穴馬ピックアップ
12/15(日) 阪神 2R ダート1800m 7番人気で2着に好走した『グレイトムーン』をピックアップ。
グレイトムーンの前走は中山の新馬戦ダート1800m6番人気5着。
なぜ?7番人気の『グレイトムーン』を本命にしたのか…
理由は4つ。1つめは分断レース、『分断レース』については前の記事でも書いているので、そちらも参照して下さい。
前と後ろ、内と外、など、1つのレースを分断して見る。
グレイトムーンの前走中山の新馬戦ダート1800m:1角~2角
※数字は着順
このレースでは前にいった3頭が、そのまま上位独占の決着。(グレイトムーンは⑤着)
赤線で前と後ろに分けて見れば、後ろのグレイトムーンは2位の脚。もっと大胆に、青点線で分けて見ても(1~3着馬がいなかったと見ても)グレイトムーンは2位と見れるということです。
2つめ『コーナー速度上位』
3つめ『直脚上々』
この2つめの理由は3つめの理由が掛け合わさることによって期待度がアップすると考えています。
2つめの『コーナー速度上位』とは、そのまま読んで字のごとくコーナーを回る脚が速いということです。
マクる馬はたくさんいますが、このレースを見てもらえば「結構速い」というのが分かると思います。
このときもう1点良いところがあって、
4着だった8番の馬と見比べればよくわかります。
そして3つめの『直脚上々』
- コーナーを回る遠心力から解き放たれた際の加速度
- 4コーナーから直線に向いた時にグイっと伸びる
上記に該当した馬を『直脚上々』といいます。(私が勝手に作った造語)
今回のグレイトムーンの場合はコーナーを速く回ってきたのに更に直線向いてグイっと伸びる。『コーナー速度上位』で『直脚上々』だった、ということです。
ちなみに、以上のことを踏まえてこの新馬戦を見てみると「だったら8番だって良くない?」と思われる方も多いと思います。
これはその通りで、8番の”アフィラトゥーラ”も次走5番人気で3着に好走しています。
最後4つめ『調教・休み明け』
今回”グレイトムーン”は約3ヶ月の休み明けだったことも人気に影響していたのかもしれません。
その点については追い切りをチェックしました。
“グレイトムーン”の坂路調教タイム
新馬戦が9/21で、その前後のタイムを見ると自己ベストを更新してきています。1週前から当週にかけて、上りも12秒台でまとめてきている。
普段追い切りタイムは気にしていませんが目安にはなります。「少なくともこれで仕上がりが悪いことはないでしょ」ということです。
以上が『グレイトムーン』を本命にした4つの理由になります。