主に古馬重賞の予想手順になります。
当ブログの予想記事は印だけの簡素なものとなっていますが、下記に示すような手順を毎回踏んで印を打っています。
2歳・3歳の重賞や未勝利戦の予想方法とは、基本は一緒ですが多少異なります。
宝塚記念2020でキセキとモズベッロを狙った予想手順
2020年の宝塚記念は◎〇☆で決まり、競馬ブログランキングでは2度目のMVPを獲得しました。
前回は確か2018年の有馬記念でしたので、年は離れていますが、これでグランプリの有馬記念と宝塚記念の両方でMVPを獲得したことになります。
当予想は穴狙いなので的中率は伸ばしづらいですが、チョイチョイ大きいところを当てていると自負しておりまする。
そこで今回はわたくし”umamemo(うまめも)”の古馬重賞予想手順を紹介します。
どのような手順で宝塚記念の◎クロノジェネシスが本命になったのか、そしてどのような手順で2頭の穴馬キセキとモズベッロが選ばれたのか、これらの馬を取り上げるに至った予想手順となります。
特段たいしたものではありませんが、少しでも興味を持たれて参考になればと思います。
①過去に人気で馬券外に沈んだ馬の前走を見る
②過去に人気で馬券内に好走した馬の前走を見る
③今年の登録馬で人気になる馬の前走を見る
④相手候補(ヒモ馬)の選出
⑤過去に穴激走した馬の前走や過去走を見る
⑥今年の登録馬で人気のない馬の前走や過去走を見る
⑦穴馬の選出
各項目について、もう少し詳しく解説していきます。
①過去に人気で馬券外に沈んだ馬の前走を見る
過去5年~10年で馬券外に沈んだ1番人気と2番人気の前走を見る。
このとき、「この馬は次走人気で飛ぶんだ(買っちゃダメだ、買っちゃダメだ)」と念頭に置きながら見ています。
そして、当然後付けになりますが、飛んだ理由付けをしていきます。
これを1頭1頭繰り返し見ていくと、結構同じパターンのレース内容だったり、時には飛ぶ人気馬の特徴が掴める時もあります。
ここまでを脳裏に焼き付けて次へ進みますが、参考までに2020年宝塚記念の場合だと、以下の10頭の前走を見るということです。
例、2020年宝塚記念 人気で凡走
2019年 2番人気 5着 レイデオロ
2018年 1番人気 6着 サトノダイヤモンド
〃 2番人気 8着 キセキ
2017年 1番人気 9着 キタサンブラック
〃 2番人気 4着 シャケトラ
2015年 1番人気 15着 ゴールドシップ
〃 2番人気 8着 ラキシス
2014年 2番人気 7着 ウインバリアシオン
2011年 2番人気 5着 ルーラーシップ
2010年 2番人気 8着 ジャガーメイル
この馬たちの前走を全部見て次へ…
(私は、古い順から見ています)
②過去に人気で馬券内に好走した馬の前走を見る
今度は、過去5年~10年で馬券内(3着以内)にきた1番人気と2番人気の前走を見る。
これは逆に、「この馬は次走人気に応えて好走するんだ(買いだ、買いだ)」と念頭に置きながら見ているということになります。
例、2020年宝塚記念 人気で好走
2019年 1番人気 2着 キセキ
2016年 1番人気 2着 ドゥラメンテ
〃 2番人気 3着 キタサンブラック
2014年 1番人気 1着 ゴールドシップ
2013年 2番人気 1着 ゴールドシップ
〃 1番人気 3着 ジェンティルドンナ
2012年 1番人気 1着 オルフェーヴル
〃 2番人気 2着 ルーラーシップ
2011年 1番人気 2着 ブエナビスタ
2010年 1番人気 2着 ブエナビスタ
ここまではそんなにシビアにならなくてもいいです。だいたいでいいです。
というのも、ここまでだけでもかなり時間がかかりますから。
ただ、この人気で飛んだ馬、しっかり好走した馬を見続けていると何か感じるものがあると思います。
「よ~分からん」ってときもありますが…
好走する馬にはあるパターンがあったり、凡走する人気馬もまたしかり。
③今年の登録馬で人気になる馬の前走を見る
ここでは①と②で見てきたものを今年の登録馬に当てはめていく作業になります。
上位人気になりそうな馬の前走を見ていきます。
さて今回の上位人気馬はどうか?
人気で飛ぶパターンのやつか、好走するパターンのやつか…
さっぱり分からないか…
そうして例の宝塚記念では『クロノジェネシス』が、「好走するパターンのやつや!!」となり◎本命となったわけです。
※この記事では手順のみの公開となりますので、「好走するパターン」が何だったのかまでは書きませんので悪しからず。
④相手候補(ヒモ馬)の選出
宝塚記念でいうと
相手馬1クロノジェネシス
相手馬2サートゥルナーリア
相手馬3ラッキーライラック
こうなったわけですが、①~③の手順で見た結果、人気馬の中ではクロノジェネシスが一番好走しそうだということです。
シビアにならなくていい、だいたいでいいと前述しましたが、正直この相手馬は1~3番人気いれときゃOKと言っても過言じゃありません。
私の買い方だと大事なのは次の穴馬探しですからね。
⑤過去に穴激走した馬の前走や過去走を見る
作業的には①や②と同じです。
この場合、「次走この馬は大穴で激走するんや」といった感じで見るということです。
ですが、人気馬とは違い、前走に加えて過去の好走したレースや戦績から気になるレースも見たりします。
これは主に、その馬が持っているポテンシャルの確認のために見ています。直近の勝ちが1年前でも2年前でもいいから1着だったレースを見てから、前走を見ると「この馬がなぜ穴激走したのか?」の理由付けがしやすくなるときもありますし、これまた何かピンとくるものがあったりします。
2020年宝塚記念の場合
2019年 6番人気 3着 スワーヴリチャード
2018年 7番人気 1着 ミッキーロケット
〃 12番人気 3着 ノーブルマーズ
2017年 5番人気 2着 ゴールドアクター
〃 4番人気 3着 ミッキークイーン
2016年 8番人気 1着 マリアライト
2015年 6番人気 1着 ラブリーデイ
〃 10番人気 2着 デニムアンドルビー
〃 11番人気 3着 ショウナンパンドラ
2014年 9番人気 2着 カレンミロティック
〃 8番人気 3着 ヴィルシーナ
2013年 5番人気 2着 ダノンバラード
2012年 6番人気 3着 ショウナンマイティ
2011年 6番人気 1着 アーネストリー
2010年 8番人気 1着 ナカヤマフェスタ
※外国馬は除く
過去に穴激走した馬の前走や気になる過去走を見たら次へ
⑥今年の登録馬で人気のない馬の前走や過去走を見る
ここが山場です。
ここをミスると馬券は不的中。(私の場合)
今回の登録馬たちの前走や過去走を1頭ずつ見ていくという作業です。
ここで気になる馬をピックアップしていきます。
宝塚記念で私が穴候補としてピックアップしたのが以下の3頭。
キセキ
モズベッロ
スティッフェリオ
時間のある方は一度、過去の穴馬の前走を全部見たあとに、宝塚記念の穴馬キセキとモズベッロの前走を見て下さい。
何か感じるものはないでしょうか?。。。
⑦穴馬の選出
ピックアップした穴馬候補から、最終的な穴馬を決定します。
ここでは、「展開、馬場、追い切り、枠順」などを加味して、最終的な穴馬を基本2頭選出。
時には穴馬を1頭に絞って相手馬を増やしたり、穴馬を3頭にして相手馬を絞ったりするときもありますが、基本は2頭です。
【各馬の印】について…
基本、買い目に入る馬は5頭ですが、印は7頭に付けています。
買い目に入らなかった下の△2頭は、相手馬から漏れた馬か、穴馬の選出から漏れた馬たちを入れています。
ちょいちょいこの選ばれなかった穴馬が激走することもありますのでチェックしておくのもいいかもしれません。
買い目に入らなかった△2頭が好走したときは、私の選択ミスですので、その時は非常に悔しいです…
これで古馬重賞レースの予想手順は以上となります。
ざっと手順のみを書いただけなので、何の役にも立たないかもしれませんが、一応こういう感じで予想してますよって知ってもらえればいいと思い記事にしました。
最後にこれだけは言っておきますが…
「ここまで時間のかかる作業をしても、たま~にしか当たりません」
相当競馬が好きじゃないと真似はできないと思いますが、そんな時は当ブログを見に来てください。
毎週これだけの時間を掛けて予想しています。
その分ブログでは馬名だけの簡単な記事になっていることは申し訳ありません。
(ブログを書くのはメチャクチャ大変)
また、今回の予想手順は古馬重賞編でしたが、2,3歳未勝利などの限定戦予想も手法はちょっと違いますが、前走のレース内容を見て予想をしている点は同じ。チョイチョイ穴も当てていますので、たまにでも見に来てもらえると嬉しいです。
編集後記
この予想方法の良いところは、誰がやっても答えが同じになるとは限らない点。
人によってはあっちの馬が良く見えたり、いやこっちの馬だったり、、、
そしてもう1点、数字だけを見て競馬をしていないという点。
昨今では「やれデータだ」「やれ指数だ」と予想方法は無限にあります。
ただ、私は数字だけみて馬券を買うのは何か違うな…と
私の予想はデジタルかアナログかと分ければ、完全にアナログです。
これについては過去に、どうしてこのような予想スタイルに至ったかの経緯を少しだけ書いたことがありますのでそちらもどうぞ。
ちなみに続き物として書くつもりが1章を書いただけで止まっています;;
また気が向いたら書いてみようかな
ということで、
また気が向いたら当ブログまで遊びに来て下さい。
ありがとうございました。